Cooley High Harmony しあわせ運べるように

あわせ運べるように

私が、この歌を作ったのは阪神・淡路大震災の日から約2週間後です。

生まれ育った、神戸市東灘区の自宅は全壊、勤務先の小学校は2千人以上の方々の避難所という最悪の精神状態の中、親類宅で創作しました。
がれきと化し、変わり果てた神戸の復興のために自分ができることは、音楽で表現することしかない。
こんな時こそ、子供たちの歌声が傷ついた方々に幸せを届けてくれる。

生まれ変わる神戸の街をつくる子供たちには、傷ついた方々に幸せを運べるような存在になってほしい・・・そんな願いをこめて創作しました。

震災直後の2月末に、当時勤めていた神戸市立吾妻小学校の子供たちが避難者の方々とボランティアの前で歌ったのをきっかけに、阪神間の小学校や全国の合唱団から楽譜の希望が相次ぐようになりました。
そして、いつしか「しあわせ運べるように」は、私自身の手を離れて広がり始め、神戸市の多数の小学校や家庭で口ずさまれるようになりました。

震災から13年が過ぎた今でも、神戸ルミナリエのテーマ曲として歌い継がれ、台湾、イラン、アルジェリアなど海外にも紹介され、各国の言葉で歌われています。
また、絶望の中でメモ帖に走り書きして創作した歌は、信じられないほどの新たな出会いを私自身に運んでくれました。

Cooley High Harmonyのみなさんとの出会いも歌が運んできてくれた素適な出会いの一つです。
温もりを感じさせる美しいハーモニーで、私の歌にやわらかな春の光を降り注いでくれたように感じております。

そして、私が指導している合唱団の子供たちもコーラスで参加させていただき、記念すべき作品になりました。
感謝の気持ちで一杯です。
Cooley High Harmonyのさわやかなハーモニーが、全国のみなさんの心に幸せを運べるように・・・・祈りつつ。

臼井 真

『voice from KOBE』

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2008.4.23 Release!!
1,部屋とYシャツと私
2,しあわせ運べるように
3,So Why?
4,カンナ
5,So Happy
6,Dear...

2.しあわせ運べるように

2006年、メンバー自身の企画で全国行脚の旅を実施致しました。
この歌との出会いは当初ファンやお客様から寄せられた手紙でしたが、47都道府県を回り、学校行事や旅先でこの歌の広がりを感じたようです。
彼等がレギュラーでライブを行ってる神戸のライブハウスCASH BOXは震災後「神戸に音楽の光を」というコンセプトの基作られました。
そして神戸を拠点として活動しているグループとして神戸からの声を届けるためこの歌をぜひ歌いたいと強く思い今回収録致しました。
この歌は阪神淡路大震災から約2週間後に生まれた歌です。作者の臼井 真さん(小学校の音楽教諭)は自分が生まれ育った神戸の街が瓦礫と化し、変わり果てた状態になった時に、初めて自分は神戸という街をとても深く愛していたのだということを知りました。あんな悲しいことがなければ、永遠に気づかなかったことかもしれません。神戸の街は傷付いただけなんだ、死んではいない。神戸に住んでいる子供たちの清らかな歌声が、苦しんでいる神戸の街に響きわたれば、いつの日にか必ず傷も癒され元の姿に戻ってくれる・・・そんな願いを歌詞と曲に託したそうです。
【地震にも負けない 強い心を持って亡くなった方々の分も 毎日を大切に生きてゆこう】
与えられた命の大切さ、尊さを想い歌った曲です。
今回の収録にあたり臼井先生がプロデュースに参加頂き、また先生の教え子90名がコーラスで参加してくれました。